「A社は80万円、B社は150万円。どちらが適正なの?」外壁塗装の見積もりで悩んでいませんか?
本記事では、愛知県で50年・200件以上の施工実績を持つ横井塗装が、業界の「不都合な真実」と、手抜き工事を事前に見抜くための「人工(にんく)」という評価軸をお伝えします。
この記事でわかること
- なぜ外壁塗装で手抜きが横行するのか(業界構造の問題)
- 「人工(にんく)」という見積もり評価の新基準
- 工程別の適正人工数と、特に重要な下地処理
- 業者を比較できる「工程別人工数比較シート」の使い方
1. なぜ外壁塗装で手抜きが起きるのか
塗装方程式:品質を決める3つの要素
品質 = やる気 × 技術 × 時間
この方程式は掛け算なので、どれか一つがゼロになれば品質もゼロになります。
特に重要なのは「時間」です。時間とは、職人が現場にかける日数——つまり「人工(にんく)」のことです。
中間マージンと下請け構造の闇
大手ハウスメーカーや一括見積もりサイトを経由すると、30〜40%が中間マージンとして抜かれます。
- 100万円の工事 → 実際に現場にかけられるのは60〜70万円
- 職人は「時間(人工)」を削るしかない
- これが手抜きが「構造的に」発生する理由
詳しくは「外壁塗装の手抜き工事」のページをご覧ください。
2. 「人工」とは何か?見積もり評価の新基準
人工(にんく)の基本
1人工 = 職人1人 × 1日(8時間)の作業量
- 2人工 = 職人1人×2日 または 職人2人×1日
- プロは必ず人工で計算しているが、見積書には明記されていないことが多い
適正人工数の目安
30坪住宅の外壁・屋根塗装:25〜35人工が適正
これより大幅に少ない場合、工程省略の可能性があります。
3. 工程別の適正人工数【下地処理が最重要】
なぜ下地処理が重要なのか
「塗装の仕上がりと持ちは、下地処理で8割決まる」
手抜き業者は、完成後に見えなくなる下地処理を真っ先に省略します。
下地処理の工程別適正人工
【高圧洗浄】
- 外壁全体:0.5〜1.0人工
- 屋根:0.5〜1.0人工
- 洗浄後の乾燥:最低24時間(1日)
※乾燥時間を取らない業者は要注意
【ケレン作業】
- 1種ケレン(旧塗膜完全除去):1.0〜2.0人工
- 2種ケレン(活膜残し):0.5〜1.0人工
- 3種ケレン(軽度目荒らし):0.3〜0.5人工
- サビ部分のケレン:0.3〜1.0人工
【クラック補修】
- ヘアクラック(0.3mm未満):0.3〜0.5人工
- 構造クラック(0.3mm以上):0.5〜1.5人工
※構造クラックはVカット+コーキング処理が必要
【シーリング工事】
- 既存撤去・打替え:1.0〜2.0人工
- 増し打ち:0.5〜1.0人工
※「増し打ち」だけで済ませる業者は要確認。打替えが基本です。
下地処理の合計目安
下地処理だけで最低5〜8人工は必要です。
下地処理合計が3人工未満の見積もりは、工程省略の可能性が高いです。
4. 塗装工程の適正人工
「1日1工程」が品質の秘訣
- 下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本
- 理想は「1日1工程」。乾燥時間は最低3時間〜24時間
「1週間で全部終わります」という業者は要注意
塗装工程の人工目安
- 外壁下塗り:1.0〜1.5人工
- 外壁中塗り:1.0〜1.5人工
- 外壁上塗り:1.0〜1.5人工
- 乾燥日:各工程間に1日
外壁塗装だけで6〜8人工(乾燥日含む)が目安です。
5. 工程別人工数比較シートの使い方
無料でダウンロードできる「工程別人工数比較シート」を使えば、複数業者の見積もりを「人工」で比較できます。
使い方
- 各業者の見積書から、工程ごとの日数・人数を確認
- 黄色のセルにA社・B社・C社の人工数を入力
- 「適正目安」列と比較
- 大幅に少ない工程がないかチェック
- 特に下地処理の人工数を重点確認
チェックポイント
【要注意サイン】
- 下地処理合計が3人工未満
- 高圧洗浄後の乾燥時間が計上されていない
- シーリングが「増し打ち」のみ
- 1日に複数工程を詰め込んでいる
【良好サイン】
- 総人工数が25〜35人工(30坪の場合)
- 1日1工程のペースで計画されている
- 下地処理に5〜8人工以上
まとめ:人工数で見積もりを比較しよう
- 見積もりは「金額」だけでなく「人工」で比較する
- 30坪住宅なら25〜35人工が適正
- 下地処理の人工数が少ない業者は要注意
- 「1日1工程」で乾燥時間を確保できているか確認
工程別人工数比較シートを使ってみる
見積もりの比較に迷ったら、プロの目で診断することもできます。
見積書、このままで大丈夫?
50年の現場経験を持つ診断アドバイザーが、あなたの見積書をチェックします。 適正価格か、工程に問題はないか、第三者の目で確認してみませんか?
無料で相談する※ 営業目的の連絡は一切いたしません
プロが使う人工数比較シートを無料プレゼント
見積書の「人工数」を比較して、手抜き業者を見抜く
※ 個人情報は厳重に管理し、第三者に提供することはありません