足場解体は「不可逆的なアクセス権の喪失」
足場が外れた瞬間から、高所への修正アクセスは不可能になります。
未発見の不具合は恒久的な瑕疵となるため、この段階での確認が最も重要です。
足場解体工程で行われること
- 足場の撤去作業
- 壁つなぎ跡(アンカー穴)の補修
- 敷地の原状回復・最終清掃
- 保証書・完了報告書の受け渡し
- 近隣への完了挨拶
施主様向けチェックリスト
壁つなぎ跡の確認
- 足場を固定していたアンカー穴が適切に埋められているか
- 補修跡が目立たないか(色が周囲と馴染んでいるか)
- 窪みや穴が開いたままになっていないか
死角の塗り残し確認
- ガスメーター、給湯器、エアコン室外機の裏側
- 手鏡やスマホカメラで撮影して確認
解体作業による傷の確認
- 窓枠・サッシに新しい擦り傷がないか
- 特に上部の窓枠は見落としがち
敷地内の清掃確認
- 金属片やビスが落ちていないか
- 基礎周り、植え込み、砂利の上を確認
- 放置すると「もらい錆」の原因に
設備の復旧確認
- 照明、面格子、雨樋、エアコンカバーが元通りか
- 軽く揺すってグラつきがないか確認
壁つなぎ補修の技術的ポイント
使用すべき材料
| 材料 | 判定 | 理由 |
|------|:----:|------|
| 変成シリコン | ⭕ | 耐候性と塗装密着性のバランス良好 |
| ウレタン系 | △ | 紫外線に弱く、塗膜割れ時に劣化 |
| シリコン系 | ❌厳禁 | 撥水性が高く塗料が弾かれる |
補修の正しい手順
- 穴の清掃
- 変成シリコン(ノンブリード)充填
- ヘラ押さえ
- 乾燥待ち
- パターン(模様)付け
- 上塗り2回
保証書の確認ポイント
塗料グレード別保証期間の目安
| 塗料グレード | 保証期間 | 特徴 |
|-------------|---------|------|
| アクリル | 対象外〜3年 | 早期変色のため長期保証困難 |
| ウレタン | 3〜5年 | 紫外線劣化が早い |
| シリコン | 7〜10年 | 業界標準、コスパ良好 |
| フッ素 | 10〜12年 | 公共建築でも使用、高耐久 |
| 無機 | 12〜15年 | 最強耐候性、ひび割れリスクあり |
保証対象外となるケース
- 構造クラック(地震・地盤沈下による)
- 自然災害(台風の飛来物など)
- 経年劣化による退色
受け取る書類
必須書類
- 保証書:塗料グレードに応じた保証期間が記載
- 完了報告書:施工写真付き
- メンテナンスのご案内:定期点検のスケジュール
確認すべき内容
- 保証期間と保証範囲
- 免責事項(保証対象外のケース)
- 連絡先・担当者名
近隣への完了挨拶
挨拶の範囲
- 向こう三軒両隣+裏のお宅
伝える内容
- 工事完了の報告
- 工事期間中の騒音・駐車への感謝
タイミング
- 解体完了直後〜3日以内がベスト
見積もり診断サービス
次の塗り替え時には、契約前に第三者チェックを。「良い業者」を見極める目を持ちましょう。